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2011 Rd.15 日本GP採点


1 セバスチャン・ベッテル(3位):7.0
FP2のクラッシュが尾を引いたか、全体的に切れ味の欠ける週末を過ごす。セクター1のS字コンプレックスセクションでノーズが入っていかず、昨年とは比較にならない鈍重な動きで主導権を失った。積極的なアンダーカットも渋滞にはまり、バトンの巧みなコントロールの前に手も足も出ず珍しく完敗。それでも守りに入らない姿勢でシーズンの主役としての存在感を放った。チャンピオン。

2 マーク・ウェバー(4位):5.5
昨年ほど鈴鹿で相対的な地位を確保できなかったレッドブルは彼にこそ苦難をもたらした。週末通してまったく存在をアピールできずたんたんと300kmをクルーズするに終わる。

3 ルイス・ハミルトン(5位):4.0
予選Q3でアウトラップからチェッカーに間に合わない失態。レースでもスタートでこそチームメイトの前に出たもののタイヤをまったく使えず、入力の大きい鈴鹿にあってレースに参加できなかった。リアのトラクションをまったくかけられずスプーンでバトンの餌食に。ピットストップを後回しにされた事実はチーム内でのポジションを如実に物語る。さらにはシケインのバトルでまたもマッサに幅寄せし相手フロントウイングのエンドプレートを吹き飛ばした。数えるのもばからしい見慣れた光景。きみの首は左右を見るために回るのだろう?

4 ジェンソン・バトン(優勝):9.5
予選でベッテルに1000分の9秒差で日曜日に期待を持たせると、レースは完璧なマネージメントでチーム一丸となってポディウムの頂上に登り詰めてみせた。チャンピオンロードは閉ざされたが、最後の抵抗の可能性が優勝だけだったところでその結果を持ち帰ったことに彼のプロとしての高い矜恃を垣間見る。52周目のファステストラップが秋晴れの鈴鹿を美しく飾った。

5 フェルナンド・アロンソ(2位):8.5
沈黙の土曜日から一転、トップをつねに視野に入れたタフなレースで表彰台に辿りつくどころかチャンピオンをも食ってみせた。序盤のマッサに対する1コーナーでのオーバーテイクはチームメイト相手とはいえお手本のような動き。終盤ベッテルが渋滞に捉えられると見るや愛馬に鞭を入れ、ピットストップでしっかりと先行した。現代F1を体現するドライバー。

6 フェリペ・マッサ(7位):5.5
ハミルトンとの因縁はともかく、アロンソに比べると全体的に後手に回り、物足りないGPとなった。予選パフォーマンスの不満は解消されつつあるが、やはりレースを作ることができず、ピレリタイヤ最大の被害者という評を覆すことはできそうもない。

7 ミハエル・シューマッハ(6位):7.0
おそらく予選から決勝のピットタイミング、タイヤの選択までいっさいミスのない完璧な週末だった。だがその結果が6位というところにメルセデスの問題は集約される。来年に向けてすべてを一から見直さなくてはなるまい。少なくともいまは彼好みのクルマではない。

8 ニコ・ロズベルグ(10位):7.0
予選で出走できず最後尾からポイント圏まで引き戻したのは賞賛に値するが、レースを通してのライバルはペレスだったはずで、大きく水を空けられたのはいただけない。プライムタイヤでスタートしたがタイヤをもたせられず早めにピットインせざるを得なくなり、独創的な戦略はとりようがなかった。メルセデスの弱点が足を引っ張る。

10 ヴィタリー・ペトロフ(9位):6.0
ルノーらしい戦い方で2ストップを完遂し、久しぶりにポイント圏に帰ってきた。ただし戦略には不満あり、速さは信頼できるのだからもう少し積極的にレースをしてほしい。いまは後ろばかりを見て走っているような印象だが、それでは勝てるチームにはならない。まだ開幕直後のほうが野心があった。

16 小林可夢偉(13位):5.0
ロズベルグやペレスが走れない幸運もあったとはいえ予選はQ1からQ2にかけて理論どおりにタイムを上昇させる久しぶりの快走でQ3に進出し、レギュレーション解釈のおかげで7番グリッドについたが、スタートで失敗して困難なレースになってしまった。ただし問題はそこではない。レース距離半分以上を残してプライムタイヤで走りきるのに賭けるのはあまりに無謀。ハンガリーを思い出せばわかるが、この採点シリーズでもさんざん指摘しているように彼はライフの面でも速さの面でもプライムタイヤを不得手としている。これはペレスに劣る点なのだが、それをチームは軽視しすぎ。普通の戦略ならばポイントを期待できた。

17 セルジオ・ペレス(8位):8.0
いまのグランプリメンバーでここまで徹底したロングスティント勝負ができるのは彼くらいだろう。Q2を走れなかった鬱憤を晴らすかのようなレースでの快走は、プライムタイヤをとことん使い切る彼の特異な能力によってこそ可能になった。もちろん速さは証明済み、52周目までファステストラップを保持し続けた。混戦が苦手なのが弱点だが、それをカバーする速いクルマに乗れば先行逃げ切りタイプのドライバーとして優勝、チャンピオンも見えてくるほどの器かもしれない。


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