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2011 Rd.10 ドイツGP採点


1 セバスチャン・ベッテル(4位):5.5
いつものスピードが影を潜めてフロントローから陥落した。9周目にはターン11のブレーキングで右前輪だけを外し瞬時にスピンし、情熱的なトップ3の戦いに加わることはできなかった。その他細かいミス多数、ちぐはぐなレースでマッサとの争いを突きつけられて終わる。これをワーストとしたい。

2 マーク・ウェバー(3位):7.5
2戦連続のポールポジションはコンディションがトップフォームに戻りつつあることの証左だろう。12~13周目に見せたハミルトンとのバトルは今季やりたくてもできなかったレースで、ドライビングは躍動していた。ライバルよりわずかにタイヤの負担が大きかったのが敗因。惜しかった。

3 ルイス・ハミルトン(優勝):9.5
苦戦を予想されたフリープラクティスから一転、スーパーラップと呼ぶにふさわしい走りでベッテルを打ち破りフロントローに食いこんだ。ワンラップに見せる才能に疑問を挟む余地はない。スタートダッシュで主導権を握り、厳しいラップを刻んでアロンソ以下の勝機を摘んだ。59周目のファステストラップに勝利への強烈な意志が溢れる。

4 ジェンソン・バトン(リタイア):5.5
ハミルトンに比べタイヤに対して強い入力を起こせないのは彼の数少ない弱点だが、それを露呈する形になった。オープニングラップで10位に落とし、早々と勝負の権利を失う。7月とは思えないほど寒いレースになったのが誤算だったか。35周目のロズベルグへのオーバーテイクは技ありの一品だったが、直後にハイドロのトラブルでリタイアを余儀なくされる不運に見舞われた。

5 フェルナンド・アロンソ(2位):8.0
8周目ターン1のベッテルに対するアタックはこの日曜もっともフェアで勇気あるオーバーテイク。これでチャンピオンは苦境に陥った。現状はかならずしもベストではないが、全身全霊でベストを尽くす姿勢に好感が持てる。レース後ガス欠でストップしウェバーに乗せてもらってパルクフェルメに帰ってきた。これはいいシーン。

6 フェリペ・マッサ(5位):7.0
上位勢では唯一予選Q1で2アタックを余儀なくされ、みすみすタイヤを消耗させた。こういう姿が目立つことで信頼を失っている。スタートの蹴り出しはグリッド中最高だったがベッテルに進路をカットされて逆に窮した。59周目までベッテルを押さえ続けたもののチームの緩慢なピットワークで逆転され、ファイナルラップに勝負できず。いい仕事をしながら報われなかった。

7 ミハエル・シューマッハ(8位):5.5
予選を通じて第3セクターで苦労した。ヌーヴェルシケインで2度のテールスライド、最終ターンではクリッピングポイントに寄せきれない姿を見せる。24周目のスピンはベッテルと同じシチュエーション、ニュルブルクリンクのターン11は二人のドイツ人チャンピオンを餌食にした。相変わらずロズベルグより悪目立ちする。

8 ニコ・ロズベルグ(7位):6.0
彼についてはもはや書くことがない。それほど毎回おなじようなグリッドにつき、おなじようにレースペースに少し苦労しながら、それでも確実にポイントを持ち帰っている。ミスもなく、インパクトもなく、それはすばらしい仕事をしているなによりの証拠なのだが……。

10 ヴィタリー・ペトロフ(10位):5.5
排気レギュレーションがリセットされて品のない音とともに速さも戻ってきた。予選で上位を獲得したのだから、ルノーはユニークなタイヤ戦略に頼らず正面から戦ってほしい。それができるチームのはず。

12 パストール・マルドナード(14位):5.5
予選で速いことは紛れもない才能だが、300kmを正しく戦うのはまた別の能力の問題。ただ速いだけでは成功できないのがF1の難しさ。

14 エイドリアン・スーティル(6位):8.5
並みいるドイツ人ドライバーの中でもっとも輝いた。ポジション争いこそ見られなかったがあらゆる局面で速く、わずか6人しかいない最後のリードラップランナーになる。日本の下位カテゴリー出身ながらあまり注目されないが、低グリップのときこそ真価を発揮する評価されるべきドライバー。

16 小林可夢偉(9位):6.5
大失敗の予選を帳消しにするロケットスタートで気付けばポジションを6つ上げた。1コーナーでの捌きは天下一品、予知能力の持ち主。予選では勝負できなかったウィリアムズを決勝では寄せつけず。この浅いキャリアでここまで300kmを戦えるドライバーは過去を見てもそういない。39周目ターン1の深いブレーキングでロズベルグからポジションを守った。レースでの力強さは完全に上位レベルだが、プライムタイヤのペースだけはずっとよくない。

17 セルジオ・ペレス(11位):6.0
予選で見せたヌーヴェルシケインの縁石の使い方と最終コーナーの鋭い回頭に、小林に対する0.5秒のアドバンテージが象徴されていた。エースを凌駕する勢いはやはり並のルーキーではない。ただしオープニングラップは相変わらずで、実質的にポジションを落とした。ここが改善されれば一段高いレベルで戦えるようになる。タイヤを持たせる能力はすばらしく、またプライムタイヤならば小林と互角以上。

24 ティモ・グロック(17位):6.0
ヴァージンでもって予選でロータスを喰う会心の予選は母国の走り。


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